シゴトノート

仕事に関係する様々なことを網羅していきます!

経常利益ってなに?わかりやすい経常利益の解説!

   

今回は経常利益について!

’経常利益’という言葉は、日経新聞を読んでいると頻繁に出てきますね!

「経常ってなに?」

「営業利益と何が違うの?」

こんな疑問を持ちながら、なんとなくの理解のままにしてしまっていませんか?(笑)

利益には営業利益や限界利益、純利益など色々種類があります。

会社の経営状態を把握するためには、それぞれの利益が何を表しているのかをしっかり理解する必要があります。

今回はその中で経常利益について詳しく解説致します!

経常利益とは?

経常利益というのは、企業が通常行っている事業の中で得た利益のことです。

<経常>とは、<平常において>という意味なので、経常利益=平常における利益と考えてみるとわかりやすいかもしれません。

日常の業務で経常利益のことを呼ぶ場合、経常をそのまま読んで「ケイツネ」と呼ぶこともあります。

経常利益は、その企業が平常時において、毎年どれくらい稼げるかを表す1つの大事な指標になります。

平常時においてどれくらい稼げるか?を表しているので、普段は発生しないような利益(特別利益)や損失(特別損失)は含まれません。

「普段は発生しないような利益や損失??」

という疑問が出てくるとおもいますが、例えば、

スポンサーリンク

地震などの災害で大きな被害を被った場合は、大きな損失が出ると思いますが、それは毎年起こるような損失ではないですよね?

なので、これは普段では発生しない損失=特別損失、ということになり、経常利益には含まれません。

逆に会社で保有している工場や土地を売った場合は、売却利益が生まれますが、これも毎年発生するわけではありませんよね?

なので、これは普段では発生しない利益=特別利益、に該当するので、これも経常利益に含まれません。

細かいことを抜きに、簡単に考えると、
毎年ある程度予想されるような利益と損失なら経常利益に含めて、災害や土地の売却など突発的な利益や損失は経常利益には含めない、というイメージを持っておけばOKです!

経常利益と営業利益との違いは?

経常利益を理解するためには、営業利益との違いをよく理解する必要があります。

営業利益とは?

営業利益は企業が本業で稼いだ利益のことです。

本業で稼いだ利益とは、例えば、清掃業なら清掃サービスで稼いだ利益のこと。

カフェならカフェ業での売上、自動車販売の会社なら、自動車販売の売上で得た利益のことです。

要はその会社の本来の事業で稼いだお金ということです!

この営業利益は

営業利益=売上総利益ー販売費および一般管理費

という式で計算することが出来ます。

売上総利益は売上高から売上原価(商品の仕入れ・製造時に掛かる費用)を引いた金額のこと。

販売費および一般管理費とは、

  • 人件費(給料、ボーナスなど)
  • オフィスの賃貸料
  • 水光熱費
  • 通信費(電話代やFax代など)

などなど会社であればまず必ず支出する必要経費のことです。

個人で考えると生活費だと思ってもらえるとわかりやすいかもしれません^^

経常利益と営業利益は何が違うの?

営業利益は本業で稼いだ利益のことでしたね。

経常利益は通常行っている事業の中で得た利益です。

ここに2つの利益の違いがあります。

経常利益は営業利益に加えて、営業外に発生した損益も加えるのです。

営業外とは本業以外という意味ですね!

営業外に発生した利益を営業外収益

営業外に発生した費用を営業外費用と呼びます。

 

営業外収益は例えば、貸しているお金に対する利息を受け取った場合(受取利息)や売買目的の有価証券を売却して得た利益(有価証券売却益)などです。

株での儲けも営業外収益に含まれます。

逆に営業外費用は、借入金に対する利息の支払いなどが代表的なものです。

これらは本業以外での損益ですよね!?(銀行にとっては利息は本業に当たりますが(笑))

ただ突発的に起こるようなものではなく、会社を経営していく中で毎年生じる損益になります。

そのため、平常時の利益を表す経常利益に営業外収益と営業外費用を含めるのです。

スポンサーリンク

そのため、経常利益の計算式は

経常利益=営業利益+営業外収益ー営業外費用

となります。

営業利益との違いは、この営業外収益と営業外費用を含めるかどうか、という違いになります。

経常利益が赤字、営業利益が黒字の場合もある

経常利益と営業利益の違いは、営業外の損益を含めるかどうかでした。

そのため、営業利益が黒字でも、営業外損益を含めた経常利益は赤字、という場合も発生してきます。

例えば、

営業利益:200万円(黒字)
営業外収益:50万円(黒字)
営業外費用:-300万円(赤字)

この場合の経常利益は

経常利益=200万円+50万円ー300万円-50万円

となるので、50万円の赤字になります。

というわけで営業利益が黒字でも経常利益が赤字になる場合があるわけです。

逆に営業利益が赤字で、経常利益が黒字になる場合もあります。

ポイントまとめ

今回のポイントは

  • 経常利益は会社の平常時における利益を表している
  • 地震などの突発的に発生する損益は経常利益には含めない
  • 営業利益との違いは、営業外収益と営業外費用を含むかどうか

以上です。是非それぞれの利益を正しく理解して使いこなしてくださいね!

最後までお読み頂き、ありがとうございます^^

バックナンバー・関連記事はこちら↓

前受金とは一体なに??わかりやすい前受金の解説! | シゴトノート
今回は前受金(まえうけきん)について。 経理関係の仕事をしていると目にすることが多くなる言葉です。 でもあまりこの言葉の意味を理解しないままなんとなく使っていませんか? わかりやすく前受金について解説をしていきます。 前受金とは? 前受金とは、通常の営業取引における商品・製品や原材料の引き渡しや役務の提供前に受け取った内金や手付金を一時的に処理するための負債勘定をいいます。 わかりづらいですね(笑) 後にお話しする日常例でイメージ出来ればとりあえず十分です。 前受金の条件と具体例 前受金には条件があります。 金を受け取った側がその内容について把握している 支払った側に対し、その内容に応じて、その後に果たすべき義務が生じる 上記の2つの条件を満たした時に、事前に受け取る代金のことを前受金と呼びます。 例えば、新作の洋服の予約販売やフィットネスクラブの入会時の月会費先払いなどで考えてみましょう。 新作の洋服の予約をしたお客さんがその店にその洋服代を払った場合。 その店は洋服の販売が可能になったら、お客さんにその新作の洋服を引き渡さなきゃいけないですよね? お客さんから代金をもらったお店には新作の洋服をお客さんに渡す義務が生じている。 しかし、お金を払ってもらった時には新作の洋服はお店になくてその義務は果たせないから、後にその義務を果たすんです。 こうゆう例だと、日常的に体験している方が多いかもしれません。 これが前受金なんです。 もう一個の例。 フィットネスクラブに通われている方は結構いらっしゃると思います。 フィットネスクラブは口座の登録等の関係などで最初の2ヶ月間程度、月会費の先払いをお客さんに求めているところが多い。 例えば、7月30日にそのクラブに行って入会手続きをして、8月1日~スタートすることにした。 その際、入会金や登録料と合わせて、8,9月分の2か月分の月会費を払ったとします。 フィットネスクラブ側はそれが月会費の先払いだと理解しているので、1の条件を果たします。 そして、入会して2か月分先払いしてくれたお客さんに対し、クラブの利用を8月1日~2か月間提供する義務が発生します。 支払ってくれた時にすぐに提供できるものではないですよね? これが2の条件。
減価償却が全然わからない!?わかりやすい減価償却の解説! | シゴトノート
今回は減価償却の解説です。 減価償却という言葉は仕事をしているとよく聞く言葉かもしれません。 でも、、、 減価償却が何なのか? 何のためにこの用語が使われているのか? これらを明確に説明できる人はかなり少ないと思います。 そもそも言葉が難しすぎて調べる気すら起きない、、、という人も多いかも(笑) 経理に携わるなら是非知っておきたい<減価償却>について説明します。 減価償却とは? 減価償却とは高額のものを買った時に一度に全てを費用とせずに数年に渡り、そのかかった費用を分割することです。 会社規模だとわかりにくいので、個人の家計簿で例えてみます。 家計簿をつけている方は、1か月の収支で 「今月はうまくやりくり出来た。」 「今月は支出が多すぎた」 と分析して日々やりくりしているかと思います。(違う方はご勘弁ください笑) 例えば、8月に車を現金で一括買いました。金額は100万円。 毎月の収入が20万円でいつも収支は1万円~3万円の黒字。 つまり支出が17~19万円ぐらいで収まっているとします。 でも8月は車を買ってしまったので、支出が118万円、、、 8月だけでみると98万円の赤字です。 他の月に比べて大きな違いが出てしまいますよね? ただ他の人が収支の結果だけ見ると、 「いったいどうしたの?」 と思ってしまう。 もちろん家計簿なら、このままで問題ないです。 理由もわかっていますし、誰かに文句を言われたり、給料に違いが出るわけではない。 でも会社は違います。(家計簿は月ごとで説明しましたが、会社は1年単位でとらえてください) 会社は決算書といって1年間の収支を公示する必要があります。 その決算書は会社の株を買ってくれている株主や融資を受ける際に銀行が見るものです。 もしビル購入や設備投資の費用をその年に全てに含めてしまうと、その年は大幅に赤字でしょう。 株主や融資先の銀行から見たら、 「この会社はもうやばい」 と感じるはず。 そうなったら、株主は株を売るでしょうし、銀行は融資をしてくれなくなる恐れがあります。 それに、次の年は購入費用等が一切なくなるので、その分利益が大幅に増えることになります。 昨年と今年で全然異なる収支結果になるのです。 「それだとおかしい!」 ということでこの減価償却が使われています。

 - 会計知識・簿記

pocket line hatebu image gallery audio video category tag chat quote googleplus facebook instagram twitter rss search envelope heart star user close search-plus home clock update edit share-square chevron-left chevron-right leaf exclamation-triangle calendar comment thumb-tack link navicon aside angle-double-up angle-double-down angle-up angle-down star-half status