シゴトノート

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自己資本比率とは?意味から分析の仕方までわかりやすく解説!

      2018/10/08

ビジネスマンの方なら、自己資本比率というワードは知っている人は多いと思います。

でも、

「自己資本比率って何?」

と聞かれた場合にきちんと説明することが出来る人は意外に少ない。

私も以前は以下のような疑問だらけでした。

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  • 「自己資本比率って何なの?」
  • 「どれくらいだと良いの?基準はあるの?」
  • 「自己資本比率は何を判断するために使うの?」
  • 「そもそも自己資本ってなんだっけ?」

今回はこれらの疑問を解消しながら、

「なるほど、自己資本比率ってこういうものか!」

と理解して頂けるように解説します!

そもそも自己資本って?

自己資本とは、調達したお金のうち、返済の義務のないお金のことを指します。

例えば、資本金や利益剰余金(今までの利益の積み重ね)のことです。

会社を作ると、お金をどこから調達して、どのように保有しているか、を表す貸借対照表という書類を作る必要があります。

【貸借対照表】

<資産>       <総資本>

流動資産
(現金・受取手形・
有価証券・売掛金、商品)
流動負債
(買掛金・短期借入金)
固定資産
(建物・機械・土地)
固定負債
(長期借入金・社債)
資本(純資産
資本金・利益剰余金・
利益準備金など)

自己資本はこの貸借対照表の右下の純資産の部分です。

厳密には少し違いはありますが、今はざっくりと

「自己資本はだいたい純資産と同じもの」

と捉えておきましょう!
※一応、、、2006年の会社法改正前までは純資産=自己資本でしたが、改正後は微妙に違うものになりました。(まぁ細かいことはいずれ別の記事で詳しく説明しますね笑)

とりあえず、自己資本=自分で賄っているお金、というイメージを思っておくといいかもしれません。

それに対し、銀行からの借入金など、貸借対照表上で負債に計上されているものを他人資本といいます。

自分で賄えていないお金=他人資本ってイメージですね!

そして、自己資本+他人資本=総資本(貸借対照表の右側すべて)となります。

自己資本比率とは?

自己資本が多少理解できたところで、自己資本比率について説明します。

自己資本比率は、会社が保有している総資本のうち、どの程度が自己資本でまかなわれているかを表しています。

つまり、自己資本比率は、

会社が調達したお金の内、銀行などに頼らず、株の発行や資本金などで調達したお金はどれくらいの割合か?

を表す指標です。

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そのため、計算式は

自己資本比率(%)=自己資本÷総資本(自己資本+他人資本)

となります。

調達した資金の中で、自分たちで賄えたお金が多ければ多いほど、自己資本比率は高くなります。

例えば、会社の総資本が10億円、その中で自己資本が6億円だったら、

自己資本比率(%)=6億円÷10億円=60%

って感じです。

自己資本比率はどれくらいがいい??

銀行などに返済する義務のない自己資本が会社の総資本の中に占める割合が多いほど、会社の経営は安定しそうですよね?

では、自己資本比率はどれくらいがいいのでしょうか?

業界によっても自己資本比率が高くなりやすい業界や全体的に低い業界があります。

なので、一概に明確な基準はいいにくいところがあります。

ただ一般的には自己資本比率が70%以上なら理想的と言われています。

40%以上あれば、事業が上手くいかない事態に陥っても、すぐに倒産する状況にはなりにくい

TKC経営指標のデータを見てみると、自己資本比率の平均は、赤字企業が-4%、黒字企業で27%、黒字企業の中で上位15%の企業の平均が53%だそうです。

特に中小企業は自己資本比率が40%以下の企業も非常に多いのが現状です。

自己資本比率は高ければ高いほどいいですが、ひとまず40%以上の自己資本比率を目指すといいでしょう。

会社四季報などで、同じ業界の会社の自己資本比率を比べると

「同業他社と比べてどうなのか?」

がわかりやすく、比較がしやすいです。

自己資本比率が高いと何が良い?

「自己資本比率は高ければ高いほど良い」と言われる理由を確認しましょう!

銀行からの借入金に依存しない経営

自己資本比率が高い=自己資本が多い。

自己資本は自分でまかなうことが出来るお金で、銀行などに返す必要はありません。

そのため、自己資本比率が高い会社は、銀行からの借入金への依存率が低い会社。

資金繰りに余裕があるので、倒産しにくい会社といえます。

銀行から信用されやすい

自己資本比率が高い会社は銀行も信用しやすいです。

要は銀行から

「この会社は自己資本比率が高い。お金を貸しても大丈夫な会社だ」

と思われる。

銀行からの信用が上がれば、必要な融資を受けやすくなります。

逆に自己資本比率が極端に低い会社は

「この会社はお金を貸しても返ってこないかもしれない」

と信用されず、融資を断られる可能性が高くなります。

取引先企業からも信用される

自己資本比率が高いと銀行だけでなく、他の企業からの信用も高くなります。

取引先を選ぶ時に、恐ろしいのは相手の会社が倒産して売掛金が回収できないこと。

そのため、自己資本比率が高い会社は倒産する確率が低いので、取引先企業からも信用されて安心して取引を行ってもらえます。

自己資本比率の分析の仕方

このように自己資本比率が高いことは様々なメリットがあります。

そして、自己資本比率は銀行の融資判断の際にも考慮される重要度の高い経営指標です。

しかし、自己資本比率だけを見ればいいわけではありません。

特に大事なのは会社の現金の流れです。

なので、会社の現金の流れを示すキャッシュフロー計算書にも目を向けて分析する必要があります。

企業を判断するときは今回の自己資本比率と合わせて、キャッシュフロー計算書を含む財務三表も分析し、総合的に判断をする必要があります。

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