売掛金とは!?意味から条件までわかりやすく解説!

今回は売掛金について。

経理関係のお仕事をしている方は<売掛金>という言葉は必ず目にすると思います。

でも

「なんとなくわかっているつもりだけど、説明できない」

という方も多い気がします。

ここで他の人に説明出来るようなレベルで売掛金について理解しておきましょう。

売掛金とは?

売掛金とは、商品の販売やサービスの提供をした際に、一定期間後に代金(現預金で)を回収する予定の未収入金のことです。

要は<ツケ>ですね。

昔はよく

「ツケといて」

と飲み屋の店主に言って帰る常連客の姿が良く見られましたが、最近はかなり減りましたね(笑)

売掛金がわかりずらいという方は、売掛の<掛>=まだ、と考えてください。

売ったけど、まだお金をもらっていない=売掛金(それ以外にも種類はあります)と考えてもらうと少しはわかりやすくなります。

売掛金の条件とは?

売掛金には条件があります。

売掛金というためには、

  1. 企業の主な営業取引でなければならないこと。
  2. 1年以内に現預金で回収が出来ると見込まれるものでなければならないこと

この2つです。

もし、企業(小売業)が持っている建物などの固定資産を売却して、1年以内に回収する予定の代金は売掛金になりません。

それは未収入金といいます。

なぜなら、固定資産の売却はその企業の主な営業活動ではないから。

小売業の主な営業取引は商品の販売ですからね。

売掛金の分類は??

売掛金は営業活動から生じる売上債権です。

貸借対照表においては、資産の部に計上される流動資産の中の当座資産に含まれます。

売掛金は回収が大事!

売掛金は商品やサービスを提供して、一定期間後に料金を回収するものです。

なので、回収できなければ意味がない。

よって、大事なのはいかに回収出来るように管理するか、です。

取引先企業に対し、商品の販売を大量にする場合は、相手の企業の経営状況等はしっかり把握しておきましょう。

万が一相手企業が倒産した場合、莫大な損失を負う可能性があります、、、

売掛金には時効がある

また、売掛金には時効があることも注意をしましょう。

それぞれ種類によって時効期間が変わります。

  • 建築工事などの請負代金が3年
  • 製造業、卸売業、小売業の売掛金が2年
  • 運送料、ホテルの宿泊代、飲食代等が1年

このように時効があります。

売掛金という売上債権は永久に続くわけではないこともしっかり頭に入れておきましょう!

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