
今回は研修の効果を高める効果的な方法について。
研修はなかなか難しいものですよね!?
「ちゃんと教えているはずなのに思うように成長してくれない」
このように悩んでいる人も多いと思います。
研修で効果を上げるには、しっかりと効果を出すための工夫をする必要があります。
その方法を3つご紹介します。
ゴール像をはっきりと示す!
研修ですごく大事なのは、ゴール像をはっきり示すことです。
「ゴールの状態はこの姿だ!」
「このレベルの能力だ!」とはっきり示す。
イメージしやすくするために、実際にゴール像を研修者自身がお手本として見せると効果的です。
ゴール像がはっきりわかれば、どこに到達すればいいのかがわかる。
その上で
「自分には何が足りないのか?」
「どんな課題を克服する必要があるのか?」
を研修者が伝える。
出来れば、教わる本人自身で気付けるようにしていく。
到達すべき場所と自らの課題がわかれば、何をやればいいのかが明確になります。
徐々に教わる側が自ら進んでやるべきことをやってくれるようになってきます。
主体的に教わる側が動くようにするために、ゴール像を示したら、次は
- 今回の研修では何を学べばいいのか?
- 次回の研修までにどんな課題をやってきて欲しいか?
これを伝えていくといいと思います。
その際、教わる側に上記2つの質問をして、教わる側に答えさせてから研修者としての答えを伝える。
そうすると、より研修者のアドバイスや伝えたいことが相手に響いてくるはずです。
仕事でのつながりを理解させる
研修をする際に仕事でのつながりを示すことも重要です。
- この研修にはどういう意味があるのか?
- 今後の仕事にどうつながるのか?
- この研修で学んだことが何に活きるのか?
それをしっかり伝えて理解してもらえるようにする。
そうすれば、ただ必要なことを教えるだけよりもきっと少しは教わる側もモチベーションが上がるはずです。
メリットや目的を伝えていないで研修をすると、研修を受けること自体が目的になりやすいので注意が必要です。
たとえ話をうまく活用する!
想像してみてください。
仕事で、自分が全く興味のない・全く知らない分野の研修を受ける時のことを。
はっきりいって話を聞いてもあまりイメージ出来ないですよね?
理解しにくいですよね?
教わる側はもしかしたら、そうゆう感覚になっているかもしれません。
なので、研修者は相手がイメージしやすく、話に興味を持てるように工夫をした方がいい。
それにはどうすればいいか?
1つの方法として、研修の内容を、相手の趣味や興味のある分野に当てはめて、たとえ話をしてみること。
相手にとって興味がある分野なら、相手も理解しやすく、その研修の内容に興味を持ちやすくなるはずです。
例えば、仕事では情報共有が大事なことを研修で伝えるとする。
教わる側はサッカー経験者の新入社員。
だったら、仕事での情報共有の大切さをサッカーチーム内での情報共有の大切さに当てはめて説明してみる。
「もしチームでの作戦の情報共有が出来ていなくて、主力の数人だけにしか伝わっていなかったら、どう?
パスはうまく通らないだろうし、攻めるのか、守り重視でいくのか?もあいまいになってしまうよね?
チームの作戦はチーム内の選手全員が把握しているからその作戦の成功確率は高まる。
それと一緒で仕事も必要な情報をみんなで共有していかないと連携がうまく取れない。
その結果、お客さんに迷惑をかけたり、チームのプロジェクトがうまくいかなかったり、ミスが多くなってしまうんだ」
という感じで相手がイメージしやすいサッカーに例えて仕事で大事な点をわかってもらおうとする。
この例はものすごく簡単ですけどね(笑)
要は、教わる側にとって興味がある分野のたとえ話を使えると、イメージしにくい馴染みのない分野の話でも分かってもらえやすい、ということです。
間違っても専門用語を多用したり、あえて難しい表現を使おうとはしないように(笑)
まとめ
今回のポイントを意識すると少しは研修を改善出来ると思います。
- ゴール像を示す
- 仕事でのつながりを示す
- たとえ話をうまく使う
上記のポイントを是非ご自身の研修の際に意識してみてください。
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