今回は「人にどう思われるか?」を気にしすぎない方法について。
「いつも人の目が気になって、仕事でやりたいようにやれない」
「人の評価ばかり気になる自分が嫌い」
このように悩んでいる人は思いのほか多いのではないでしょうか?
「なんとかしたいけど、これは性格だからどうしようもない」
と思っているかもしれません。
でも、それは性格ではなく、思い込みに支配されているだけです。
だから必ず改善することが出来ます!
他人の評価を気にしすぎなくなる方法を3つご紹介します。
人の評価を気にしてしまう原因とは??
「人の評価が気になって仕方がない」
という人はきっと何かしら偏った思い込みに無意識にとらわれているはずです。
「すべての人に受け入れられなければいけない」
「人に嫌われてはいけない」
などという思い込みを無意識に信じている。
でも、それをあまり自覚していない。
「すべての人に~~」
「必ずこうしなければならない」
このような考えは、基本的に偏った思い込みです。
例えば、
「すべての人に受け入れられなければならない」
という考えです。
すべての人に好かれるなんて不可能ですし、ありえないですよね?
そもそもすべての人に受け入れられる必要すらないです。
でも、こういう思い込みを持っている人はそのせいで、誰かに拒否されたり、嫌われたりすると途端に動揺してしまいます。
そして、人に嫌われないようにいい人を演じてしまったりします。
しかも、それが誤った思い込みに支配されているせいであることに気づきません。
「こういう性格なんだ」
と勘違いしてしまっています。
自分を支配している偏った思い込みに気づく
人の評価が気になる人はまず
「無意識にどんな思い込みにとらわれているか?」
に気づく必要があります。
そして、その偏った思い込みを打破することが出来れば、人の評価にとらわれすぎずに過ごせるようになるはずです。
こういう
「誰にも嫌われてはいけない」
という偏った思い込みは、心理学で言うirrational belief=非合理ビリーフといいます。
これは自分を不幸にしてしまう思い込みです。
おそらく人の評価を気にしすぎるって人は
- 「人に受け入れられなければならない」
- 「人より優れていなければいけない」
- 「嫌われてはいけない」
上記のようなタイプの思い込みがあるはずです。
以下に列挙する質問をして、気づいたことをとことん書き出してみてください。
- どういう状況だと人の評価が気になるか?
- 逆にどういう状況だと人の評価が気にならないか?
- 人の評価が気になっている時に出てくる心の声は?
- どんな考えが自分がしたいようにするのを妨げているか?
このような質問に答えていく中で自分を縛っている思い込みに気づけるはずです。
偏った思い込みを弱める反論を繰り返し読む
こういった思い込みを弱めるには、その思い込みに反論する考えを作成して、繰り返し読むことが有効です。
例えば、
「人に受け入れられなければならない」
という思い込みに対しての反論はこんな感じ。
私の人生の責任を取れるのは私だけ。他人の期待に沿って生きても、誰も責任はとってくれないし、そんな期待に沿って生きる必要なんて全くないよね?
嫌われても構わない、受け入れられなくても構わない。全ての人に受け入れられようっていうのは不可能だよ。
それに、そもそもそんな必要はない。
受け入れてくれない人がいても仕事は無くならない。もちろん受け入れてくれる人が多いに越したことはないけどね。
自分を受け入れてくれない人がいたって十分幸せになれる。
自分のしたいように生きても、自分のやりたいように仕事をしても、その自分を受け入れてくれる人が必ずいる。
って感じです。
自分に語りかけるように作成するのがコツ。
こういう考えをrational belief=合理的な考え方といいます。
必ず自分に合う合理的な考え方があるはず。
上記の文章を参考にしながら、
「これは効果的な考え方だな」
と思ったら文章に付け加えたり、修正して自分なりの合理的な考えを作ってみてください。
こうやって作成した考えを毎日読み返したり、ゆっくり音読して、この考えを心から信じられるようにしていきます。
そうすると少しずつ偏った思い込みが弱まって、人の評価を気にしすぎなくなってきます。
思い込みを弱める短い暗示をとことん繰り返す
上記のように、考えを作成しても、なかなか読む時間がない時もありますよね?
特に仕事をしているときにそんな長い文章を読めないでしょう。
なので、大事な部分を要約して短い暗示文にしておきます。
例えば、先ほどと同じ
「人に受け入れられなければならない」
という思い込みであれば、
- 「人に嫌われたって構わない」
- 「自分のやりたいように仕事をしても認めてくれる人は必ずいる」
- 「人の評価を気にして生きるのはもう卒業しよう」
って感じの言葉にします。
それを歩きながら心の中で繰り返し唱えたり、人の評価が気になり始めたらすぐ暗示する習慣をつけます。
あるいは、夜寝る前の、心が一番落ち着いている時間に繰り返し唱えるのも効果が高いですよ!
このように偏った思い込みに対する反論の文章を作成して繰り返し読む。
それに加えて、日々何度も繰り返し暗示出来る短い言葉を決めて、それをひたすら心の中で繰り返していく。
この2つを習慣にしていけば、きっと人の評価を気にしすぎる癖が少しずつなくなっていくはずです。
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