今回は心配性を克服する方法についてです。
起こってもいない先のことへの不安を予期不安と呼んだりします。
心配性だと言われる方は、この予期不安にとらわれることが非常に多い方です。
仕事が休みの日も心が休まる気がせず、疲ればかりが溜まりやすい。
心配性は性格というよりは、考え方の癖や思い込みなどが原因です。
ですので、その考え方の癖を改善していきましょう!
不安な予測を書き出す
起こっていないことに対する不安に囚われている時は、心の中で不安を作り出している考えがあるはずです。
例えば、
- 明日のプレゼンで失敗したらどうしよう。
- 明日の仕事でミスをしてしまうんじゃないか?
- もし仕事中にトラブルが起きたらどうしよう。
こんな感じです。
これらはまだ起こっていないことに対する予測ですよね?
まず不安になっている時はどんなマイナスの予測に囚われているのか?
これを考えてみましょう。
感情が乱れたり、動揺する予測に気づいたら書き出してみましょう。
一つの予測に強く囚われている場合もあります。
また、何個ものマイナスの予測にとらわれていることもあるかもしれません。
人によっては自分がとらわれていた不安な予測に気づくだけで不安が解消することもあります。
反論や代わりの見方を出してみる
不安な予測を出せたら、今度はそれに反対する考え方や代わりになる見方をたくさん出しましょう!
先ほど出していった不安な予測は、あくまで今までの経験や聞いた話などから自分が推測した予測に過ぎない。
つまり、事実ではない!ということです。
しかし、心配性の人はその予測を事実だと感じてしまいやすい!
だから動揺する。
代わりの見方やその予想に対する反論は、事実だと感じてしまっている不安な予測を客観的に捉えさせてくれます。
そして、マイナスの感情を小さくしてくれます。
そして、
「今までの予測はあくまで1つの予測に過ぎないことだ」
と感じられるようにする効果があります。
具体的な反論・代わりの見方の例を挙げましょう!
「明日の仕事の昇格試験でうまくいかなかったらどうしよう。」
という不安な予測に対して。
- もしかしたら予想以上の出来でうまくいくかもしれない。
- 緊張してもいざ試験が始まったら、落ち着いてくるかもしれない。
- 仮に試験がうまくいかなくても、「次は合格できる!」というコツや方法を学べれば十分!
- 準備をしっかりして、やれることをやったらなら結果はどうでもいいさ。
- 経験を積んで、昇格試験などの試験に慣れるいい機会にしよう!
こんな感じで出していきます。
反論や別の見方には、思いついても、あまり不安感が変わらないものもあると思います。
しかし、思いついたものはなるべく全て書き出していくと、不安感を一気に解消させてくれる考え方を思いついたりしてきます。
まとめ
起こってもいない不安に対しては、まず予測に過ぎないことに気付く。
そして、その不安な予測に代わる違う考え方や見方を考えて、どんどん出してみる。
この流れが大事です!
これを習慣にするのは少し大変かもしれませんが、やり続ければ必ず当たり前に出来るようになるはずです!
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